「ねーねーライブ行きたいー」
「1人で行けよ」

「・・・ケチ」
「だいたいお前の好きなバンドなんか興味ねぇし」

「・・・そーですかー。じゃあ1人で行きますよーだ!」
「おう、行け行け。俺は止めねぇぞ!楽しんで来い。一人でな!」

「・・・そういえばこの間ライブに行ったとき友達待ってたら結構声掛けられたなぁ」
「・・・・・・誰にだ?!」

「ぇー・・・カッコいい人に」
「?!それで、どうしたんだ?!」

「一緒に写真撮ったり」
「一緒に写真〜?!」

「開場まで時間があったら一緒にお茶したり」
「一緒にお茶〜?!」

「それから・・・」
「もういい!・・・おい、行くぞ」

「え?何?」
「だから付き合ってやるって言ってんだよ馬鹿!」

「いいの?」
「何度も言わせるな」



カッコいい人=レイヤーさんということに気付かないイタミン.
裏相棒 第七夜 続・『花の里』奇譚のキれるイタミンを想像して読むとイイかも.
(20080613)