「ってなわけで、答えてちょーだいッ!!」
「どういうわけだ。馬鹿が。」
「だって芹沢君が『大河内さんなら絶対教えてくれる』っていうから。・・・っていうか馬鹿は余計!」

相変わらず、自由気侭なに溜息を漏らす大河内。

「LIKEは好き、LOVEは愛してるだろ。分かったら早く戻って・・・」
「それじゃあ、春ちゃんはアタシのことが好きイコールLIKEだよね。」
「・・・そうだな」
「でもLIKEって恋人って言うより友達に言うようなニュアンスじゃん!」
どうしても納得いかないのか違いを見つけようとする。でも分からない。もしかすると大河内の好きは自分の好きと同じではないのか。そんな不安に押し潰されるまいと、勢いで大河内に聞きに来たものの話をすればするほど訳が分からなくなる。
とうとうはソッポを向いてしまった。そんなを見て大河内は本日2度目の溜息を吐いた。


「恋人として、俺はお前が好きなんだが。」
「・・それならLOVEじゃない。」


どっちでもいいんだが──大河内はそう言い掛けて言葉を飲み込んだ。こんなことを言って余計に機嫌が悪くなっても困る。

「だって・・・春ちゃんは・・・」

目を泳がせながら口篭るの顔は少し赤かった。あぁ。なるほど、と大河内は思った。

「・・・愛してる言って欲しいのか?」
「!・・・別にそんなこと、言ってない。」
「大体、お前も俺に愛してるなんて言わないじゃないか。」
「アタシは言わなくてもいいのっ!!」

相変わらず滅茶苦茶。単なるテレ隠しであることは理解している大河内だが、のこういう姿を見れるのは自分だけだと思うと自然と笑みが零れた。

。」
「な・何?!」
「愛してる。」
「い・いきなり何言って・・・」
「それとも、I LOVE YOUのほうがいいか?」

やっぱりコイツには適わないと思いながらもただただ赤面するしかない自分は相当キテル・・・そう思っただった。



LIKEとLOVEの違い
結局、春ちゃんにとっても同じみたいです。でもさんだけLOVEのようです。






ヒロインちゃんはピルイーター氏に「愛してる」って言って欲しかったんですねー.
でも、本人にそのことが言えない.恥ずかしいし、そんなこと言って鬱陶しいと思われるのが怖かった・・・というところです.
以上補足説明でした.

個人的な妄想でさんの前だけ一人称が“俺”だとイイ!!
(20070401)