切れ過ぎるとさえ言われる頭脳とあの立ち振る舞いはまさに紳士そのもの。何より貴方が私と貴方、二人の為に入れる紅茶に勝るものはない。
無礼な冷たい変わり者だと思う人が多いけど私は知ってる。貴方がすごく優しい人だということ、情熱的な人だということ。
だけど私は貴方に不釣合いなのだろうか、私は(貴方への愛は)邪魔ではないかと不安に思うこともある。私の心を埋めてくれる、こんなにも私を支えてくれる、こんなにも笑顔をくれるそんな貴方が大好きで、貴方を昨日よりも今日よりもずっと幸せにしたい。
「どうかしましたか?」
「んー・・・右京さんって一人で何でもできる人だな、って。」
何でも一人で解決してしまう。というより一人で処理できるのだろう。だから私は右京さんに必要なのかな、とほんの少しだけ思ってしまう。
「一人、と言っても僕は完璧な人間ではないですよ?むしろ他の人の力を必要とすることが多いですよ。
たとえ僕が完璧な人間だとしても、僕はがいなければ駄目です。」
・・・・・・あぁこの人はどうしていつも私の欲しい言葉を欲しい時にあっさりと言ってしまうのだろう。